機械印
機械印
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 01:23 UTC 版)
機械印とは、自動押印機に用いられている郵便の消印のことで、基本的には切手を抹消する波形部分と、郵便局の名前、取り扱い年月日を表示する円形の日付部分から構成されている。 和文機械印 国内郵便専用の機械印で、金属製である。郵便局名 日付YY.MM.DD(ただし、YYは和暦年) 時間帯 (0-8、8-12、12-18、18-24) が記載される。 郵便局名は基本的にはフルネームで表記されるが、特定局や簡易局で人口5万人以上の都市名・都道府県名がついていない局や、普通局で同一名称の普通局がある場合は、頭に都道府県名が表記される。 和欧文機械印 外国郵便物の増加に伴い、国内、国外両郵便物の処理を目的に導入された。局名は和文とローマ字両方で表記されている。 ただし、実際の運用を見てみると、外国郵便に用いられた例は相対的に少ない。郵便局名 日付YY.MM.DD(YYは和暦と西暦の下2桁との併記) 時間帯 (0-8、8-12、12-18、18-24) が記載される。 新型機械印 2007年1月より、東京中央・日本橋・銀座・渋谷の4つの郵便局で、インクジェット式の機械印の使用が始まった。その後、東京中央郵便局に於ける集配業務が無くなったため丸の内支店が新型機械印を引き継いだが、現在ではこれも廃止された。2010年3月より郵便事業晴海支店(当時)で、2015年3月頃よりさいたま新都心局で、2016年2月頃より四日市西局、3月頃より大阪北局で使用が開始されたため現在の使用局は7局である。なお、表記内容は和欧文機械印のそれと同じだが、証示部には従来の円型枠のような「囲い線」は一切なく、また抹消部の波線が短い点や、表記形式などが従来の機械印とは全く異なる点が特筆される。但し、現行使用局では従来の消印も同時に使用されているため、必ず新型機械印で押されるとは限らないが、銀座局では新型機械印の方が頻繁に使用されている。
※この「機械印」の解説は、「消印」の解説の一部です。
「機械印」を含む「消印」の記事については、「消印」の概要を参照ください。
- 機械・印のページへのリンク