抹消部と証示部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 01:23 UTC 版)
上記のように、消印は「料額印面の無効化」と「郵便物の引き受け状況の証示」との、2つの役割を持っている。 日本で使用されている手押印は、比較的早い時期から抹消と証示とを1つの消印で行なっていたが、諸外国ではそれぞれ別々の消印を利用していた事例が多い。世界最初の切手ペニー・ブラックがイギリスに於いて発行された際も、切手に押す消印にはマルタ十字(正確にはマルタ十字ではないが)をあしらった、一切データを含まないものが用いられ、日付や局名を示す消印は別個に押印された。機械印の場合は、初期の機械印では貼り付けられた切手の検知技術が未発達であったことから、抹消部(多くの場合、縦または横方向の波線)と証示部との二箇所で構成されており、これは現在の機械消印でも引き継がれている。
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