年賀印
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 01:23 UTC 版)
年賀郵便物取り扱い期間中に差し出された私製の年賀郵便物のみに押される消印である(なお、官製の年賀葉書は消印押印を省略するための印刷がなされているため、差出人が特に指定しない限り押印されないが、年賀はがきに「消印を押しては『いけない』」というものではないため、差出時に差出人が何らかの押印を指定した場合には、郵便局側に於いて消印を押す必要がある。)。 内容としては 郵便局名 日付YY.1.1(和暦年・1月・1日の順) 漢字表記による「年賀」 が記載される。 使用される消印は局によって異なり、金属製和文印・インク浸透式和文印・和文機械印(書状押印機)のいずれかが使用される。郵便局によっては機械印と手押印との両方を使用する。なお、1936年(昭和11年)から1940年(昭和15年)までと、1950年(昭和25年)から1956年(昭和31年)までは、和文印・機械印共に絵入りの年賀印が使用されていた。ちなみにこれらは「年賀」の表記を欠いている。また2000年(平成12年)にミレニアム記念として和欧文機械印が使用されたほか、2001年(平成13年)には21世紀記念として図入りの機械年賀印が都道府県ごとの題材を定め使用された。 窓口での記念押印は、事前に処理するという性格上年賀取扱期間中が原則となっているが、郵頼の場合は1月1日以降に返信されることが多い。
※この「年賀印」の解説は、「消印」の解説の一部です。
「年賀印」を含む「消印」の記事については、「消印」の概要を参照ください。
- 年賀印のページへのリンク