年賀切手小型シート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:50 UTC 版)
日本において代表的な小型シートとして、お年玉付き年賀葉書の賞品である「切手シート」がある。これは年賀葉書もしくはくじ付き年賀切手の末等賞品として当せん者に配布されるもので、年賀切手が収められている。 最初に発行されたのは1950年(昭和25年)2月1日であった。末等賞品に切手シートが採用されて以降、年賀切手は年賀葉書の賞品に収めるために発行されており、年が明けた1月(1950年用に至っては2月であった)に発行されていたが、私製年賀郵便に使えるようにするため、1954年用年賀切手から前年の12月(現在は10月下旬から11月上旬)に発行されるようになった。シートの内容は、はがき料金の切手が1950 - 1951年は5枚、1952 - 1971年は4枚、1972 - 1976年は3枚、1977 - 1986年は2枚となったあと、1987年以降ははがき料金と封書の最低料金の切手を1枚のシートに収めたものとなった。ただし1991年・1992年のみはがき料金の切手2枚に戻った。当せん確率については、少なくとも1997年以降は、100枚に2 - 3枚(年により異なる)の割合で当せんするようになっている。 なお、年賀シートは原則としてくじの当せん者しか配布されていなかったが、過去には郵便局のイベントで記念印を押印したものを配布したほか、2008年には試験的に一般向けに販売されたことがある。2017年以降は、日本郵便の通販サイト「切手SHOP」限定ではあるものの、一般向けにも販売されることになった。
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