標準路線図上の地下鉄以外の路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 18:43 UTC 版)
「ロンドン地下鉄路線図」の記事における「標準路線図上の地下鉄以外の路線」の解説
標準路線図上には、ロンドン地下鉄以外の路線もいくつか掲載されている: 地理的背景を採用していた初期の路線図には、本線鉄道が背景の一部として表示されていた。 1994年にロンドン地下鉄に移管される以前、ウォータールー&シティー線はイギリス国鉄が運営していた。その路線は1930年代中頃以来、ほとんどの地下鉄路線図に掲載されてきた。 1930年代後半から1940年までの短い期間、ウィルズデン・ジャンクション駅をアクスブリッジ・ロード駅でメトロポリタン線のミドル・サークルルートに繋ぐウェストロンドン線の区間は、グレート・ウェスタン鉄道と ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道による運行として掲載されていた。1940年の旅客サービス停止に伴い路線図から削除された。 1977年、ノーザン・ロンドン線が路線図に追加された。この路線は、イギリス国鉄とその後シルバーリンクが運営していた間、イギリス国鉄/ナショナル・レールの色で表示されたが、途中長年にわたり省略されていた。2007年11月、ロンドン・オーバーグラウンドに移管され、橙色の二重ストライプに変更された。その準環状路線は当初リッチモンド駅からブロード・ストリート駅までだったが、その後リッチモンド駅からノース・ウリッジ駅までとなり、現在はリッチモンド駅からストラトフォード駅までとなっている。 2007年、ウェストロンドン線、ワトフォードDC線、ゴスペル・オーク=バーキング線(旧イギリス国鉄/シルバーリンク路線)のロンドン・オーバーグラウンドへの移管に伴い、標準路線図に追加された。ロンドン・オーバーグラウンドすべての路線が橙色の二重ストライプで表示されている。 ノーザン・シティ線は、グレート・ノーザン・アンド・シティ鉄道として1908年の最初の路線図にも掲載されていた。その後はメトロポリタン鉄道のグレート・ノーザン・アンド・シティ区間として、1930年代後半からはノーザン線の一部として掲載されている。運行は1976年にイギリス国鉄に移管され、最近まで路線図に掲載されていた。 テムズリンクは1988年に開業した。キングス・クロス・セント・パンクラス駅とロンドン・ブリッジ駅を結ぶことによりノーザン線の代替ルートとなっている。ケント・タウン駅からロンドン・ブリッジ駅/エレファント・アンド・キャッスル駅までのセントラル地区だけが掲載されている。ロンドン地下鉄路線図では断続的に表示されていて、いくつかの版では長年にわたって省略されていた。 ドックランズ・ライト・レイルウェイ (DLR) - ロンドン・ドックランズ地区を中心とした自動運転のライト・レイル・システム。 現在掲載されている地下鉄以外の路線は、DLR とロンドン・オーバーグラウンドのみである。 ロンドン交通局は2007年12月からイーストロンドン線を運休し、延伸の上ロンドン・オーバーグラウンドに編入する工事を進めており、2010年の運行再開時にはイーストロンドン線は無地の橙色から橙色のダブル・ストライプに変更される予定である。2007年の提案によると、ロンドン・オーバーグランドへのサウス・ロンドン線の追加により、2010年には路線図に南側のループが追加されることになるようである。
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