構成と執筆の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 05:55 UTC 版)
出版順に次の7作からなる。 ライオンと魔女(1950年) カスピアン王子のつのぶえ(1951年) 朝びらき丸 東の海へ(1952年) 銀のいす(1953年) 馬と少年(1954年) 魔術師のおい(1955年) さいごの戦い(1956年) 内容は創造主のライオン「アスラン」により開闢された架空の世界ナルニアを舞台に、20世紀のイギリスの少年少女が異世界と往復しながら、与えられた使命を果たす冒険を描いている(『馬と少年』のみナルニアの隣国の少年が主人公)。登場人物に関してはナルニア国ものがたりに登場する人物一覧を参照。 ルイスはアメリカ人の少年から読む順番についての手紙があった際、手紙の送り主がナルニアの始まりから終わりまでの出来事を順番にして読むことを提案した際には、良いものだと返事を書いた。すなわち、年代記(Chronicles)としては 魔術師のおい ライオンと魔女 馬と少年 カスピアン王子のつのぶえ 朝びらき丸 東の海へ 銀のいす さいごの戦い の順となる。 1948年に『ライオンと魔女』を友人のJ・R・R・トールキンの前で読み聞かせたところ酷評され、しばらく原稿には手をつけなかったが、別の友人から勧められて再び書き始めた。緻密に構想を練るトールキンは、ルイスが神話や聖書の存在を混在させ、あまつさえサンタクロースを登場させた点に我慢ができなかったとされる。 1957年に『さいごの戦い』でカーネギー賞を受賞した。
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