構成と出版経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 01:19 UTC 版)
本書は4部に分かれる(括弧内は出版年。第四部は第一部から第三部をあわせて一冊として出版された)。 第一部 石に刺さった剣(1938年) 第二部 風と闇の女王(1939年、出版時は「森のなかの魔女」という題だったが、のちに改題) 第三部 悲運の騎士(1940年) 第四部 風のなかの灯(1958年、第一部から第三部と合わせて出版) 第一部から第三部まで順次発表された後、ホワイトは1941年に第四部「風のなかの灯」と第五部「マーリンの書」を執筆し、さらに既刊三部に改訂を加え、それらの原稿を『永遠の王』という題の一冊の本として出版するよう、出版社に送った。しかし、出版社は第五部の内容に難色を示し、戦後の紙不足もあってそのままでの出版を拒否した。ホワイトはこれに激怒したが、のちに第五部の内容の一部を第一部に組み込むことで妥協し、1958年に『永遠の王』として出版された。このような経緯で出版されなかった第五部『マーリンの書』は、ホワイトの死後、1971年に出版された。
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