構成と使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/04 07:05 UTC 版)
「グリボーバル・システム」の記事における「構成と使用」の解説
グリボーバルは、大砲をいくつかのサイズに標準化した。野砲では、12ポンド砲、8ポンド砲、4ポンド砲(Canon de 4)、6インチ榴弾砲に、1ポンド・ロスタン砲が加えられた。重砲としては、 24ポンド重砲、16ポンド重砲 (Canon de 16)、12ポンド重砲(Canon lourd de 12)および8ポンド重砲(Canon lourd de 8)があった。グリボーバルはまた、臼砲の設計も行い、8インチ臼砲、短10インチ臼砲(Mortier court de 10)、長10インチ臼砲(Mortier long de 10)、12インチ臼砲(Mortier de 12)が採用された。また、従来のド・ヴァリエール砲システムから15インチ対人投石臼砲も加えられた。 グリボーバル・システムが最初に使用された大規模戦闘はアメリカ独立戦争である。1780年から1782年にかけてジャン=バティスト・ド・ロシャンボー将軍の率いるフランス軍アメリカ遠征部隊がこれを使用した。特に有名なのは1781年のヨークタウンの戦いである。その後のフランス革命やナポレオン戦争でも大いに使用された。
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