梁川2号【ヤナガワ2ゴウ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9926号 |
登録年月日 | 2002年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | 梁川2号 よみ:ヤナガワ2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社天香園 | |
品種登録者の住所 | 山形県東根市中島通り一丁目34号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小賀坂桂一郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ゆうぞら」に「梁川1号」を交配して育成したものであり、果実の外観が扁円、大きさが中、果皮の地色が緑黄、果肉が白色の育成地(福島県伊達郡梁川町)では9月上旬に成熟する晩生種である。樹姿は開張、樹の大きさは中、樹勢はやや弱、枝梢の太さは中、節間長はやや長、枝梢の色はやや緑である。葉身の形は長、鋸歯の形は中、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは大、色は緑、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、色は桃、花粉の多少は有、がく筒の形は鐘、がくの色は紅紫である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹及び梗あの深さはやや深、広さは狭、赤道部の縫合線、果頂部の縫合線及び果実の大きさは中、果皮の地色は緑黄、着色はやや少、濃さは中、形は条~斑、切った直後の果肉の色は白、果肉内の着色は無、核周囲の着色はやや少、果肉の粗密はやや密、果肉繊維の多少はやや少、果皮の剥皮性はやや難、肉質は溶質、果汁の多少は中、甘味はやや多、酸味は少、渋味は微、苦味は無である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさは中、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期は中、成熟期(満開~成熟までの日数)は131~140日で育成地においては9月上旬である。生理落果の多少は少、核割れの多少及び裂果は微、果実の日持ちは良である。「梁川1号」及び「ゆうぞら」と比較して、樹姿が開張であること、果皮の地色が緑黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和61年に育成者の自園(福島県伊達郡梁川町)において、 「ゆうぞら」に「梁川1号」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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