案内の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 10:07 UTC 版)
地下鉄や、各駅停車しかない路線の場合、各駅停車は単に「○○行」と案内されることもある。 他社線と直通運転を行っている場合、東京メトロ千代田線、半蔵門線、都営地下鉄浅草線、JR東日本中央・総武緩行線など、自社線内のすべての駅に停車する列車でも乗り入れ先の種別で案内することがある。 中央線快速、京浜東北線、埼京線、東京メトロ東西線、東京メトロ副都心線や、東海旅客鉄道(JR東海)の快速列車、西武鉄道などでは、途中駅から先は全駅に停車する場合それ以降の区間の案内を「各駅停車」などに変更する路線もある。逆に、仙山線、仙石東北ライン、総武快速線・総武本線・成田線・京葉線・内房線・外房線、常磐快速線や、東武鉄道、小田急電鉄、京王電鉄、東急電鉄・横浜高速鉄道、京浜急行電鉄・京成電鉄、JR西日本の京阪神地区〈大阪環状線の大和路快速、関空・紀州路快速や、東海道本線・山陽本線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線)の新快速〉など各駅に停車する区間であってもそのままの種別で案内されている。常磐線の特別快速、東海道本線の快速「アクティー」、宇都宮線・高崎線通勤快速の一部区間も同様である。 関西の大手私鉄の大半は、案内放送では「各駅停車」を用いるが、方向幕や路線図をはじめとする視覚的案内では一貫して「普通」と称している。なお過去の慣行として各列車種別を「○○車」と呼び習わしたことから、山陽電気鉄道では案内放送などは「普通車」と呼称している。関東でも京浜急行電鉄や北総鉄道(駅自動放送時)においては「普通」の呼称を用いている。また、名古屋鉄道や近畿日本鉄道の名古屋輸送統括部管内では基本的に「各駅停車」という呼称を用いず、「普通」または「普通電車」の呼称を用いている。 非常に短い区間をピストン輸送のような形で運行されるものは、「シャトル」と呼ばれることがあり、関西空港線で使用されている。鉄道業界内の専門用語ではこのような列車のことをチョン行(ちょんいき/ちょんこう)と言うこともある。
※この「案内の状況」の解説は、「各駅停車」の解説の一部です。
「案内の状況」を含む「各駅停車」の記事については、「各駅停車」の概要を参照ください。
- 案内の状況のページへのリンク