柴垣蔦蒔絵硯箱とは? わかりやすく解説

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柴垣蔦蒔絵硯箱

主名称: 柴垣蔦蒔絵硯箱
指定番号 2613
枝番 00
指定年月日 2003.05.29(平成15.05.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数 1合
時代区分 江戸
年代 17世紀
検索年代
解説文: 硯箱は、絵画的図様繊細な蒔絵技法描いた作品である。特に、金平蒔絵研出蒔絵薄肉高蒔絵に描割、針描併用して表され柴垣絡み合う様子が、画面奥行き与えと金粉の高蒔絵描かれ紅葉秋の風情をそえている。また、裏の下水板と見込みに波の研出蒔絵では、金や銀の蒔絵粉色調微妙な変化見せている。
 本品の丸角での甲を緩やかに盛り上げたこの硯箱形態は、江戸時代初期・前期一七世紀)に好まれたもので、きわめて絵画的意匠表現江戸時代蒔絵定型化する以前様式を示す。瀟洒表現され絵画的図様、高度に洗練された各種蒔絵技法特色とする硯箱の優品で、江戸時代における新し様式を示す貴重な作例である。なお、古満休伯の極め見え古満休意は、古満家初代当主として知られている。



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