染付龍濤文提重とは? わかりやすく解説

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染付龍濤文提重〈木米/〉

主名称: 染付龍濤文提重〈木米/〉
指定番号 2536
枝番 00
指定年月日 1990.06.29(平成2.06.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数 1合
時代区分 江戸
年代
検索年代
解説文: 四方隅切【すみき】りの重箱、およびそれをのせる把手付きからなる提重である。その文様重箱各面に波濤中に勇躍する龍図、隅切り面には飾り房を、把手には紗綾形さやがた】文、台には雷文繋文を染付表している。また把手付根部には波濤双魚文を透かしている。
 なお重箱下層の底裏に「古器観製」の刻銘があり、また共箱表には、「青花層々盂龍戯海濤圖 聾米造」の自筆墨書および「專埴之工」「〓雉之職」の朱文方印が捺されており、青木木米一七六七-一八三三)が耳を患い聾米と称した五〇歳半ば以後の作と知られる
 木米画人としても名が高いが、絵は余技であり、自ら識字陶工称していたごとく、文雅の士の興が高じて作陶家として立ったであった
 その作陶は、文人趣味影響の下に、多く煎茶道具に妙技ふるっており、本品はその中にあっては数少ない木米大作一つである。
 提重中国文化傾倒していた木米らしく、中国明代万暦官窯風の意匠技法ならったもので、重厚な作行きを示す代表作として声価が高い。



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