東北YN088号【トウホクYN088ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第7039号 |
登録年月日 | 1998年 10月 29日 | |
農林水産植物の種類 | やなぎまつたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 東北YN088号 よみ:トウホクYN088ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 10月 30日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社キノックス | |
品種登録者の住所 | 宮城県仙台市青葉区落合一丁目13番33号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 木村榮一 菅野又義将 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「東北YN51号」の自家交配して育成されたものであり,やや小型,極薄,褐色の菌床栽培向きの品種である。 菌さん断面の形態は成育初期及び成熟期が平型,大きさはやや小,厚さは極薄,成熟期の色は褐色,表面のしわは少,肉質は硬である。内被膜の取れ方は普通,色は淡褐色である。菌しゅうの菌柄へのつき方は直生,色は淡褐色,並び方は正常,巾及び密度は普通である。菌柄の長さは長,太さはやや細,形は細長,色は淡褐色,ささくれは普通,肉質は硬である。菌糸の生長速度は15℃,25℃及び30℃でやや遅,高温に対する耐性は強,気中菌糸の発達の程度は普通である。発生処理までの培養期間は51日以上,発生処理から子実体収穫までの期間は11~15日である。子実体の生長最適温度は19~22℃,発生型は株状型,収量は101~120g,有効茎本数は31本以上である。 「東北YN51号」と比較して,発生処理までの培養期間が長いこと,菌さん表面のしわが少ないこと等で,「東北YN152号」と比較して,生育初期の菌さん断面の形態が平型であること,生育初期の菌さんの色が濃褐色であること等で区別性が認められる。なお,「東北YN51号」,「東北YN152号」,「森 61」及び「北研 C1」との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成4年に出願者の施設(宮城県仙台市)において,「東北YN51号」を自家交配し,その菌糸の中から選抜,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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