本改正で登場した新しい車両および列車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:24 UTC 版)
「ヨンサントオ」の記事における「本改正で登場した新しい車両および列車」の解説
このダイヤ改正に合わせ、電車・気動車には特急列車用に3種類の新形式が誕生した。 583系特急形寝台電車:世界初の本格的な「寝台電車」であった581系電車は前年の1967年(昭和42年)に登場しており、本形式はその改良型である。581系が関西 - 九州間運用を主眼として直流および交流60 Hz の2電源対応だったのに対し、583系は東日本でも運用できるように直流・交流60 Hz・交流50 Hz の3電源に対応したシステムを備えた。上記の東北本線特急「はつかり」や東北本線寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の増発、名古屋・大阪方面から九州各地に向かう昼行・寝台特急群の新設・増発に当てられた。 485系特急形電車:先行481系・483系電車を引き継ぐ3電源方式の特急電車。東北・北陸・九州に配備された。 181系特急形気動車:従来からの特急形ディーゼルカーである80系気動車が、180馬力エンジン1基または2基を各車両に搭載していたのに対し、500馬力エンジン1基を、食堂車のキサシ180形を除く全車両に搭載し、勾配区間を中心に速度向上を達成した。ヨンサントオでは、従来特急列車が設定されていなかった中央西線の新設特急「しなの」に充当された。また80系気動車も、それまで運用された列車が電車化され運用に余裕が生じたことから、従来特急列車の設定されていなかった線区に転用され、特急網を拡大する役割を果たした。高山本線特急「ひだ」の新設などがその例である。 その他にも、高速貨物用のEF66形が本格生産されるなど、貨物列車の分野でも高速化が図られた。
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