木造天守の復元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 00:34 UTC 版)
老朽化が著しくなった為、町は「復興天守の整備活用」について、2010年(平成22年)から検討を開始し、同年からは天守の本格的な復元を検討することになり、同年5月に松前城整備審議会が発足して論議を本格化させた。2011年(平成23年)に町は、復興天守の「耐震調査」と、天守に関わる「史資料調査」を実施した。耐震診断で鉄筋コンクリート造の復興天守が「国の耐震基準を下回っていて震度6で倒壊の恐れがある」とされたため、補強か復元かの判断を迫られることになった。天守の史資料調査では、大岡実が松前城に関する資料の調査を行い、1941年の国宝指定時に、文部省が作成した松前城天守の1/30の実測図(未完成)や、大岡自身により焼失前の天守の柱間や焼失後の土台の実測図、再建工事図面・工事中の詳細写真・工事報告書などの資料が発見された。そして2018年(平成30年)に、2035年完成をめざした木造による復元計画が立ち上げられた。
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