有史以降のおもな活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 07:04 UTC 版)
歴史時代に入ってからの噴火は一切経山に限られる。また、江戸時代の火山活動は不明点が多い。 1331年 水蒸気噴火からマグマ噴火に移行。火山爆発指数:VEI1 1711年頃 小規模な水蒸気噴火。明治噴火よりも規模は大きい。火山爆発指数:VEI1 1893年-1895年(明治26年-28年)小規模な水蒸気噴火。明治噴火。火山爆発指数:VEI11893年6月7日の噴火により火口付近調査中の地質調査所職員2名死亡。 1950年(昭和25年) 水蒸気噴火。火口湖から酸性水が流出し、下流で魚が死に、発電施設に被害。 1977年(昭和52年) 水蒸気噴火。12月7日早朝に小規模の噴火し、火口周辺に極少量の降灰。盛んな噴気活動は1979年まで継続。 1996年 - 2006年 散発的に地震、群発地震活動、火山性微動、地殻変動を観測。 2008年11月 一切経山より立ち昇る噴気が確認され、福島市内の広い範囲で噴気が原因と考えられる異臭騒ぎがあった。 2014年12月に気象庁は噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引上げた。2015年1月、大穴火口の直下付近が震源とみられる火山性地震が急増。その後、2016年5月以降は地震の少ない状態で経過し、2016年10月、気象庁は噴火の兆候が認められないことから、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(平常)に引き下げた。 2019年5月9日に気象庁は、5月5日頃から火山性地震が多い中、浄土平観測点に設置している傾斜計で上がりの明瞭な傾斜変動が見られたとし、噴火警戒レベルをレベル1(活火山であることに留意)からレベル2(火口周辺規制)に引き上げた。
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