明治噴火
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:48 UTC 版)
「四十三山」も参照 1910年(明治43年)7月25日、北西麓の金比羅山で噴火が始まった。まもなく北東麓の東丸山にかけての地域で次々に火口が開き、その合計は45個に及んだ。マグマが洞爺湖付近の地下水と遭遇して水蒸気爆発を起こしたものだった。一部の火口からは熱泥流が発生し、これに巻き込まれた1人が死亡。噴火は10月まで続き、11月頃には終息した。なお、1903年5、6月の鳴動は前兆現象と考えられる。北麓では地殻変動が起こり、最大約150 m 隆起して新たな山を形成した。この山は明治新山、あるいは明治43年にちなんで四十三山(よそみやま)と呼ばれる。 この噴火活動により、火口に近い洞爺湖岸では温泉が湧出するようになった。これが洞爺湖温泉の始まりとなっている。
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