曲崎古墳群
名称: | 曲崎古墳群 |
ふりがな: | まがりざきこふんぐん |
種別: | 史跡 |
種別2: | |
都道府県: | 長崎県 |
市区町村: | 長崎市牧島町 |
管理団体: | 長崎市(昭54・2・15) |
指定年月日: | 1978.12.21(昭和53.12.21) |
指定基準: | 史1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | S53-12-037[[曲崎古墳群]まがりさきこふんぐん].txt: 牧島は長崎半島と島原半島に囲まれた千々石湾に浮かぶ小島で、その東端には嘴状につき出た礫洲が発達しており、曲崎とよばれている。本古墳群は、南北400メートル、東西50メートル、標高4メートルほどのこの礫洲上に形成された積石塚群で、99基以上が確認されている。このうち墳丘の明瞭なものは約40基を数えるが、規模は小さく、径15メートルが最大で、ほとんどは径7メートル~8メートル以下のものである。礫洲の先端に比較的規模の大きいものが集中する傾向にある。 古墳の主体部は横穴式石室が多く、玄室では下半部に板状の石をたて、上半部に円礫や割石を持ち送りぎみに積みあげている。第2号墳の玄室で奥行1.92メートル、幅1.0メートルの規模をもつ。羨道部の状況は十分に確かめられていないが、福岡県・佐賀県地方に分布する竪穴系横口式石室といわれるものに類する可能性もある。 本古墳群は、全国に数少ない積石塚として重要であるばかりでなく、礫洲上にあって画然とした墓域が示され、牧島東部にある同時期の集落との対応関係も考えられて古墳時代後期の群集墳のあり方を理解するうえでも貴重なものといえる。 |
曲崎古墳群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 16:44 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動曲崎古墳群 | |
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所在地 | 長崎県長崎市牧島町8番地 |
位置 | 北緯32度45分03.697秒 東経129度59分20.266秒 / 北緯32.75102694度 東経129.98896278度座標: 北緯32度45分03.697秒 東経129度59分20.266秒 / 北緯32.75102694度 東経129.98896278度 |
埋葬施設 | 101基の積石塚と性格不明の遺構約500か所 |
出土品 | 須恵器など |
築造時期 | 5世紀から7世紀初期 |
史跡 | 国指定 |
地図 |
曲崎古墳群(まがりざきこふんぐん)は、長崎県長崎市牧島町にある古墳群。古墳時代後期に築造された積石塚群で、1978年(昭和53年)12月21日に積石塚群の代表例として国の史跡に指定された[1]。
概要
長崎市街より東に10kmの橘湾海上にある牧島東部、嘴状礫丘上にある。 古墳群自体は1940年(昭和15年)に発見報告されていたが、1976年(昭和51年)の長崎市教育委員会による牧島の未指定文化財調査にてその性格が確認された。発掘及び基数確認調査は翌年に同委員会が行い、99基の積石塚と性格不明の遺構約500か所が発見された。
埋葬施設
代表的なものを以下に示す。
- 2号墳
- 直径:8.5メートル
- 高さ:0.8メートル
- 石室長軸:1.92メートル
- 石室幅 :1メートル
- 3号墳
- 直径:7メートル
- 長軸:2.5メートル
- 幅 :1メートル
- 4号墳
- 直径:9メートル
主な出土品
脚注
参考文献
- 角川日本地名大辞典 42 長崎県 p885
関連項目
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