第2号墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 18:57 UTC 版)
全長約88メートルの前方後円墳。後円部の直径は54メートルで、前方部の長さは34メートルである。1号墳と同じく、丘陵の岩盤を削って形を整え、さらに盛り土を行って造成した。墳丘には葺石が施されている。葺石は墳丘の下部は主に黄色の泥岩、上部は主に白い砂岩が用いられている。葺石に用いられている泥岩は、海岸に住む生物の痕跡が見られることから、海岸から運ばれた石であると考えられ、また砂岩の中には、相模川ないし多摩川の川原石があると見られている。第2号墳は現在のところ段築は確認されていない。第1号墳と同じく土器の他に壺形埴輪と円筒埴輪が出土している。築造時期は第1号墳と同じく、4世紀の古墳時代前期とされている。 第2号墳の後円部墳丘。 第2号墳の後円部墳頂付近から前方部方面を撮影。
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