時代考証面での噂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 07:58 UTC 版)
「水戸黄門 (パナソニック ドラマシアター)」の記事における「時代考証面での噂」の解説
出演者(大半はうっかり八兵衛)がついうっかり劇中でコーヒーを味わう、明治以降に作られた歌を歌う、「ご隠居、ファイト!」と叫ぶ、「ご隠居、ここの宿はサービスがいいですね」「逃げるなら今がチャンスですぜ」と使われるはずのない言葉を使う…などというダウト場面があると都市伝説的にいわれているが、八兵衛役の高橋元太郎はこれらを否定。『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』でこの噂が取り上げられた際、その時点で放送済みだった全てのエピソードを番組スタッフが確認したが、該当するシーンは発見されなかった。実はこれには元ネタがあり、第1部15話「旅烏の子守唄」に出演した渡哲也が、冒頭の茶店の場面において婆さんが盆に載せた湯飲みを受け取るや、思わず「サンキュー」と言って、ぐいっと飲み干してしまった。これはNGとなったが、愉快なエピソードとして長らくスタッフ間で受け継がれたことから、話に尾ひれがついて流布したのが真相と思われる。ただし、製作サイドも綿密な時代考証より「わかりやすさ」のほうを重視して製作しているのは事実で、例えば「この件は私のミスでした」「目から鱗」という台詞が出たり、「浜田屋」の「浜」の字が旧字体の「濱」ではなかったり(ただし当時も俗字として用いられた)している。また、他の時代劇と同様、手書きの平仮名が、変体仮名ではなく現代仮名遣いであることが多い。 上記以外にも大和田伸也は別の番組の中で「(間違って)腕時計をしたまま、出演をし、そのまま放送されたことがある」と発言するなど意図しない時代考証のミスは時折見られる。 屋外ロケシーンでは一行が歩く砂利道に自動車が通ったような轍が見えたり、遠くに送電線や飛行機雲が見られることもある。 鉄道アナリストの川島令三は著作で水戸黄門の屋外シーンに電車(阪急嵐山線)が僅かに映っていたことがあると書いている。
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