春色辰巳園とは? わかりやすく解説

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しゅんしょくたつみのその【春色辰巳園】

読み方:しゅんしょくたつみのその

人情本。4編12冊。為永春水作。天保4〜6年(1833〜35)刊。「春色梅児誉美」の続編で、米八と仇吉の恋争い和解とを描く。


春色辰巳園

読み方:シュンショクタツミノソノ(shunshokutatsuminosono)

初演 大正4.2(東京明治座)


春色辰巳園

読み方:シュンショクタツミノソノ(shunshokutatsuminosono)

分野 人情本

年代 江戸後期

作者 狂訓亭主人(為永春水)


春色辰巳園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/21 04:33 UTC 版)

春色梅児誉美」の記事における「春色辰巳園」の解説

深川会席落ち合った米八と仇吉の羽織芸者2人互いに恋人唐琴丹次郎のことで言い争い、この家の娘お熊とりなし別れる。ある夕には、仇吉は丹次郎出会いそのまま連れて朋輩増吉の家に行き忍び会い、あるときは、約束してあった新道料理屋忍び会う。仇吉がこしらえた羽織染め出来などを話合い出ようとする門口通り合わせたのが米八。見るなり丹次郎羽織むりやり脱がせ軒下の泥に投げ込み駒下駄踏んづける大げんかになり、おりしも来合わせた清元延津賀が仲裁取り鎮める。仇吉は病気になり、勤め出ず高利のかねを借りてその日暮らし。その金貸しの鬼九郎訪ねてきて、色と欲とで仇吉を責め困り果てているところに恋敵米八が、心機一転した義侠心から、いきなり入ってきて、仇吉の借金きれいに返し親切になぐさめる。仇吉は全快、米八と姉妹どうぜんむつまじくなる。丹次郎実父病気長期旅行中帰ってきてこれを知って安心。かくして丹次郎正妻たるべきお長、米八、仇吉は仲良く暮らす。仇吉は妊娠し面目なく思ったのか置手紙をして家出する本妻お長男児産み、米八の名にちなみ八十八命名しはやくも3年、仇吉のうわさをしながらさがす。ある日、伊気加美の寺(池上本門寺)へ子供連れお会式参詣し八十八見失う。同じ年頃迷子捜し当てると、それはお米という女児で、仇吉の子であった。そこへ駆けつける仇吉が、八十八背負っていた。ここにめでたく再会の時が来た。お米の名は、米八に感謝する仇吉の志であった丹次郎が仇吉をも引き取ることになり、みなむつまじく朝夕往来しつつ楽しく栄えたと。

※この「春色辰巳園」の解説は、「春色梅児誉美」の解説の一部です。
「春色辰巳園」を含む「春色梅児誉美」の記事については、「春色梅児誉美」の概要を参照ください。

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