春の七種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 07:16 UTC 版)
春の七種とは以下の7種類の植物である。 画像よみ名称現在の名称英名科名注 せり芹 セリ Water dropwort セリ科 なずな薺 ナズナ(ぺんぺん草) Shepherd's Purse アブラナ科 ごぎょう御形 ハハコグサ(母子草) Cudweed キク科 はこべら繁縷 ハコベ(繁縷、蘩蔞) chickweed ナデシコ科 (注1) ほとけのざ仏の座 コオニタビラコ(小鬼田平子) Nipplewort キク科 (注2) すずな菘 カブ(蕪) Turnip アブラナ科 (注3) すずしろ蘿蔔 ダイコン(大根) Radish アブラナ科 (注3) (注1)七草として市販されているものに含まれる「はこべら」は一般にコハコベが利用されている。コハコベは幕末から明治初頭にかけての時期に国内で普通に見られたと記録されているが、明治時代になって日本列島に持ち込まれてきたという指摘もある。2000年にコハコベを春の七草にするのは「帰化植物で、偽物」とする研究者の見解が地方紙に掲載され、生産農家に混乱もあったという。ミドリハコベはもともと日本に生育していた種とされ、春の七草はミドリハコベとする文献もある。 (注2)「仏の座」はシソ科のホトケノザとは別の種。 (注3)すずな、すずしろに関しては異論も有り、辺見 金三郎は『食べられる野草(保育社)』(ISBN 4-586-50134-0)の中で‘すずな’はノビル、‘すずしろ’はヨメナとしている。
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春の七種
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