映画の中で描かれたカブス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 14:15 UTC 版)
「シカゴ・カブス」の記事における「映画の中で描かれたカブス」の解説
1989年の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の劇中で、2015年の未来にやってきた主人公が「マイアミの球団にカブスが4連勝してワールドシリーズ制覇」というニュースを見て驚くシーンがある。この映画が上映された当時、カブスはワールドシリーズ制覇から約80年遠ざかっており(そもそも1945年を最後にワールドシリーズそのものから遠ざかっていた)、また、マイアミを本拠地とする球団はなかった(マイアミ・マーリンズが創設されたのは1993年のことである)。つまり、カブスのワールドチャンピオンは「あり得ない世界」そのものという認識だったわけである。しかし既述の通り、カブスは映画の「予言」から1年後となる2016年、108年ぶりにワールドシリーズ制覇を果たした。なお、カブスとマーリンズは同じナショナル・リーグに所属しているため、両者がワールドシリーズで対戦することはない。 1998年の映画『アルマゲドン』では、主人公の同僚である石油掘削員達が地球を救う為に集められ、NASAの心理検査を受けるシーケンスで、そのうちの一人が精神科医からマイクを奪い取って「打ったぁ、ホームラン!カブス、ワールドシリーズ制覇!」と叫ぶシーンがある。石油掘削員達は全員が精神に重篤な問題を抱えているが、地球を救う為に背に腹は替えられないとして「合格」の判断が下されるというオチであり、同年の段階でも、カブスのワールドチャンピオンを真顔で叫ぶ者は「おかしな人物である」という認識が、米国社会において広く人口に膾炙していた故に成立したネタといえる。なお、2016年のワールドシリーズ第7戦でのカブスの決勝打はホームランではなく、ベン・ゾブリストによる適時打であった。
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