映画の世界へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 06:34 UTC 版)
大学時代にアルバイトで伯父の勤めていた朝日新聞社校閲部の給仕を勤め、津村秀夫や飯沢匡などの映画評論家や映画記者と接するうちに映画の世界に憧れを持つようになる。平凡なサラリーマンにはなるまいと思い、相談した伯父からは自分の好きなことをやれと勧められ、また給仕仲間から一緒に役者にならないかと誘われる。日活、東宝、松竹の入社試験を受け、唯一学歴を問わなかった日活へ入社、日活演技研究所の研究生となる。太平洋戦争開戦後の1942年に『微笑の国』の工員役でデビュー、さらに『将軍と参謀と兵』など3作品に出演する。翌1943年に日活の製作部門が新興キネマ、大都映画と合併し新会社大日本映画製作株式会社となり、自動的に専属となる。ここでは『菊池千本桜』にて軍神松尾大尉役で主演するが、徴兵適齢のため8月に徴兵検査を受け甲種合格。12月に二等兵として帝国陸軍へ入営し、中国大陸に出征する。
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