旧名古屋銀行本店ビル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 06:33 UTC 版)
「三菱UFJ銀行貨幣資料館」の記事における「旧名古屋銀行本店ビル」の解説
2002年(平成14年)から2009年(平成21年)1月末まで三菱東京UFJ銀行貨幣資料館が入居していたビルは、1926年(昭和元年)に建てられたものであった。 東海銀行の前身の一つ・名古屋銀行(現在の名古屋銀行(旧・名古屋相互銀行)とは別会社)の本店として使用され、合併に伴って1961年(昭和36年)まで東海銀行本店、その後は中央信託銀行名古屋支店として使用されていた。 資料館が位置した名古屋都心部のメインストリート・広小路通には、かつて旧住友銀行名古屋支店(1925年(大正15年)竣工1998年(平成10年)解体)、名古屋日本徴兵館(1939年(昭和14年)竣工 太平洋戦争後「名古屋大和生命ビル」→「東海銀行本店別館」→「UFJ銀行名古屋ビル別館」に改称 2004年(平成16年)解体)など、大正期から昭和初期にかけて建てられたオフィスビルが数多く立ち並んでいた。 これらのビルが相次いで取り壊され、この建物は三井住友銀行名古屋支店(旧・三井銀行名古屋支店 1935年(昭和10年)竣工)、明治屋名古屋店(1938年(昭和13年)竣工)とともに、名古屋における近代建築の貴重な遺構となっている。 1989年に名古屋市都市景観重要建築物に指定されている。 設計は曽禰達蔵と鈴木禎次が行い、竹中工務店が施工した。 三菱東京UFJ銀行名古屋ビル旧館は北館・南館と分かれており、貨幣資料館は南館一階に位置した。 住所名古屋市中区錦2-20-25 敷地面積1749.627平方メートル 建築面積南館4977平方メートル 北館3150平方メートル 2016年3月、三菱地所・積水ハウスにより「錦二丁目計画」が発表され、再利用されることとなった。 2018年から、株式会社Plan・Do・Seeにより、レストラン・結婚式場施設「ザ・コンダーハウス(THE CONDER HOUSE)」として営業されている。
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