日本初のラジオ放送とは? わかりやすく解説

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日本初のラジオ放送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:55 UTC 版)

ラジオ」の記事における「日本初のラジオ放送」の解説

日本初のラジオ放送は、1925年3月22日9時30分、社団法人東京放送局JOAK現在のNHK東京ラジオ第1放送。略称:AK)が東京芝浦東京高等工芸学校千葉大学工学部前身)内に設けた送信所から発した京田武男アナウンサーよるもので、第一声は アーアー、聞こえますか。……JOAKJOAK、こちらは東京放送局でありますこんにち只今より放送開始致します だった。波長は375m(周波数800kHz)、空中線電力出力)約220Wだった。当時受信機性能比して出力弱かったため、東京市内でないとよく聞こえなかった。 元々は3月1日放送開始する予定だったが、購入する予定だった、当時日本に1台しかないウェスタン・エレクトリック(WE)社製の放送用送信機が、前年12月同じく設立準備中の社団法人大阪放送局JOBK現在のNHK大阪放送局、略称:BK)に買い取られてしまった。そこで東京放送局は、東京市電気局電気研究所放送実施のために購入したゼネラル・エレクトリック社製の無線電信電話機借り放送用改造して使用することにしたが、2月26日逓信省検査で「放送設備未完成のため3月1日放送開始時期尚早」と判断された。既に3月1日から放送開始する発表しており、また、大阪放送局よりも先に日本初のラジオ放送を行いたいということで、「試験送信」の名義逓信省許可を受け、何とか3月1日から放送開始することができた。 3週間試験放送の後、逓信省検査合格し3月22日に仮放送(仮施設からの正式な放送という意味)を開始し7月12日東京府東京市芝区現在の東京都港区)の愛宕山からの本放送開始された。これには改め購入した出力1kWのWE社製送信機使用した大阪放送局はその年の6月1日から仮放送出力500W開始した。 さらに、社団法人名古屋放送局JOCK現在のNHK名古屋放送局、略称:CK)も同年7月15日に、出力1kWのマルコーニ社製送信機使用して放送開始した1925年ラジオ聴取契約者東京131373、大阪47942、名古屋1万4290件、受信機鉱石10円真空管120円。

※この「日本初のラジオ放送」の解説は、「ラジオ」の解説の一部です。
「日本初のラジオ放送」を含む「ラジオ」の記事については、「ラジオ」の概要を参照ください。

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