日本側の救助による損害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 14:24 UTC 版)
「サボ島沖海戦」の記事における「日本側の救助による損害」の解説
一方輸送隊は0050、揚陸作業を完了した。日進輸送隊はラッセル諸島西側を通過して戦闘海域を離脱。この時、日進輸送隊から駆逐艦4隻(朝雲、夏雲、白雪、叢雲)が分派される。第11駆逐隊第1小隊(白雪、叢雲)は古鷹救援を、第9駆逐隊(朝雲、夏雲)は衣笠と合流して米艦隊の撃滅を、それぞれ下令された。これをボイシから発進した水上偵察機が発見、連絡を受けたガダルカナル島ヘンダーソン基地から攻撃隊が発進する。 古鷹は既に沈没しており、生存者救出後、引き揚げが遅れた2隻(白雪、叢雲)はニュージョージア島沖で米軍機約20機の波状攻撃を受けて叢雲が大破炎上、航行不能となった。 第9駆逐隊(朝雲、夏雲)は叢雲の航行不能を知り救援のためかけつけたが、ドーントレス11機の空襲により夏雲は至近弾複数発を受ける。浸水が進み、佐藤康夫司令は夏雲乗組員を朝雲に収容した。夏雲は14時27分に沈没、塚本艦長以下19名が戦死した。また第11駆逐隊司令杉野修一大佐は叢雲生存者を乗艦(白雪)に収容した。残存2隻(朝雲、白雪)は叢雲を放棄して一旦避退したが、救援のためガ島へ進撃中の増援部隊(川内、由良、時雨、白露、天霧)等と合流したのち、夜陰に乗じて叢雲の元に戻る。叢雲の曳航を試みたものの手の施し様がなく、叢雲は白雪によって雷撃処分された。
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