日本の瓦葺きの歴史とは? わかりやすく解説

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日本の瓦葺きの歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 09:56 UTC 版)

瓦葺き」の記事における「日本の瓦葺きの歴史」の解説

飛鳥時代中国・朝鮮半島より、寺院建築技術とともに日本列島伝来した陶器製の本瓦(平・丸瓦組み合わせるもの)を用いた本瓦葺主流であった檜皮葺茅葺屋根などに比べ耐水性耐火性優れるため、梅雨があり台風の多い日本適していた。現存する最古木造建築である法隆寺瓦葺きである。一方でより古い建築様式残している檜皮葺伊勢神宮場合は、20年一度建築物作り直している。 とはいえ建築物耐久性については、屋根よりもむしろ、立て方(礎石用いるか、掘立柱か)による所が大きい(屋根葺き替えできるが、腐食建物自体立て替えるしかない)。また、瓦の重量支えるための建物の構造要求される地震の多い日本ではその意味において導入が困難であった実際に東大寺大仏殿のように、瓦の重量建物負担となり、近現代改修された例もある。よって日本の建築技術導入としては、礎石用い建築法優先され瓦葺き普及遅々としたものであった天皇貴族邸宅も、後世まで檜皮葺中心であった戦国時代後期より城に用いられはじめ、安土桃山時代以降大名屋敷など武士の邸宅徐々に普及しはじめる。また防火重要視する土蔵使われはじめた民家導入されたのは江戸時代中期以降であるが、江戸時代後期になると倹約令対象とされた。

※この「日本の瓦葺きの歴史」の解説は、「瓦葺き」の解説の一部です。
「日本の瓦葺きの歴史」を含む「瓦葺き」の記事については、「瓦葺き」の概要を参照ください。

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