日本での開催中止とその後の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 02:37 UTC 版)
「アジアシリーズ」の記事における「日本での開催中止とその後の動向」の解説
日本で4年間にわたって開催されたアジアシリーズだったが、2008年度(第4回)にそれまでの冠スポンサー撤退などが響き、約2億円の赤字を計上したことを受け、また大会そのものの注目度も低下したことにより、抜本的な見直しが進められた結果、2009年度に開催が中止となった。 それに代わり、2009年度からは新たに、日本シリーズと韓国シリーズの勝者同士が対戦する「日韓クラブチャンピオンシップ」を新設。11月14日に長崎ビッグNスタジアムで開催され、日本の読売ジャイアンツと韓国の起亜タイガースが対戦した。 2010年度には、台湾で開催されることが内定していたが、開催時期として候補に挙がっていた11月10-13日が広州アジア大会と重なり、プロ選手が出場する日本、韓国、台湾、開催国・中国との意見の調整が必要としていた。2010年1月27日、2010年度の開催は上述の理由で難しいと結論を出した。2011年度も台湾が開催を希望し、開催された。 その後、2010年2月22日に台湾・台北で開かれたアジアシリーズ運営委員会において、CPBLのウェイン・リー秘書長が、アジアシリーズの代替試合の新たな開催案として、前年開催された日韓クラブチャンピオンシップと同様に、台湾・韓国の優勝チーム同士が対戦する試合を開催しようと提案していた。日本シリーズの開催日程の関係上NPB優勝チームの出場が難しいための措置だった。韓国側も協議をしたものの、結局は同案も白紙となった。 その後、日本と韓国の間において最終的な調整を進めた結果、NPBは2010年8月23日、前年に引き続き日韓クラブチャンピオンシップが11月13日に東京ドームで開催されることが決まり、また、同年11月4・5日、韓国シリーズ優勝チームと台湾シリーズ優勝チームが2試合対戦する韓国・台湾クラブチャンピオンシップが、台湾・台中インターコンチネンタルスタジアムで開催された。 なお、アジアシリーズの優勝トロフィーには創設された2005年からの優勝チームの名前と優勝した年がローマ字で刻印されているが、その中には日韓クラブチャンピオンシップの優勝チームである読売ジャイアンツ(2009年)と千葉ロッテマリーンズ(2010年)の名前も刻まれている(一行下に「NPB-KBO Club Championship」と書かれている。韓国・台湾クラブチャンピオンシップの優勝チーム名の刻印はなし)。
※この「日本での開催中止とその後の動向」の解説は、「アジアシリーズ」の解説の一部です。
「日本での開催中止とその後の動向」を含む「アジアシリーズ」の記事については、「アジアシリーズ」の概要を参照ください。
- 日本での開催中止とその後の動向のページへのリンク