日向南郷神門神社・木城比木神社の師走祭り
名称: | 日向南郷神門神社・木城比木神社の師走祭り |
ふりがな: | ひゅうがなんごうみかどじんんじゃ・きじょうひきじんじゃのしわすまつり |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | |
選択年月日: | 1991.02.02(平成3.02.02) |
都道府県(列記): | 宮崎県 |
市区町村(列記): | |
代表都道府県: | 宮崎県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | 我が国の祭りには、神輿を奉じ、延々と巡行する例が広く見られる。それには祭神に関わるとする縁起・由緒・伝説の類などが密接に反映していることが多い。 この師走祭りは、旧暦十二月十四日から同十六日に当たる日程(昭和十年代までは九泊一〇日間)で、比木神社(児湯郡木城町鎮座)の一行がフクロガミ(袋神、花笠ともいう)を奉じて、延々約二三里におよぶ決まりの道を神門神社(東臼杵郡南郷村鎮座)まで巡行し、そこに滞在して帰る祭りである。それには往古、異国神(百済王の一族)がこの地に定着したとする由来伝説が語り継がれている。 神門神社に向かうノボリヤマにはお旅所に待ち受ける人々や沿道の篤信者は、フクロガミのふくらみ方や色合いによって年占をなしたほか、大根・にんじんなどの収穫物をフクロガミ巡行の路上に姿を表さないで差し出して置いたり、地区挙げて篝火をたいて迎えるなど、種々の習俗が伝えられている。また、一行が帰路につくクダリマシの際には、サラバと称して、ヘグロ(墨)を顔に塗り、ショウケ(竹で編んだ笊)などを振って送る慣わしも見られるなど、この祭りには、地域住民の素朴な信仰形態が見られる。 季節の折り目になされる地域的特色ある祭り行事の典型例であるので、記録保存の措置を講ずるものである。 |
祭礼(信仰): | 播磨総社一ツ山・三ツ山神事 日向の弥五郎人形行事 日向の祠堂の習俗 日向南郷神門神社・木城比木神社の師走祭り 日立風流物 最上地方の山の神の勧進 村山地方のオナカマ習俗 |
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