新特急・湘南ライナーへの運用開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 11:07 UTC 版)
「国鉄185系電車」の記事における「新特急・湘南ライナーへの運用開始」の解説
1982年から1983年にかけて、田町電車区の全編成に対して循環式汚物処理装置が設置された。 新特急「谷川」1985年運用開始 「湘南ライナー」1986年11月から運用開始(2021年撮影) 1985年3月14日に東北・上越新幹線が上野まで延伸開業して「新幹線リレー号」は廃止され、「新幹線リレー号」に使用されていた185系は上野発着の急行の特急格上げに使用されることになった。東北本線・高崎線の特急のうち首都圏近郊を運行範囲とする特急は「新特急」を冠する愛称に変更され、高崎線系統で「新特急谷川」「新特急草津」「新特急あかぎ」、東北本線系統で「新特急なすの」の運行が開始された。 田町への転属前に塗装が変更された編成 200番台オリジナル色で「踊り子」に運用される編成 「モントレー踊り子」ヘッドマーク。「M」マークが入っている 余剰となった200番台のうち4編成は新前橋電車区から田町電車区へ転属となり、それまで「踊り子」の一部に使用されていた183系を置き換え、置き換えられた183系は長野運転所へ転属した。田町電車区へ転属した4編成のうち、1編成は転属前に斜めストライプ塗装に変更されたが、その他の3編成は横帯1本の塗装のままで使用されて順次0番台と同様の斜めストライプに変更され、「踊り子」は全列車が185系によって運行されることになった。それまでクロ157を使用したお召し列車は田町電車区の183系が使用されていたが、田町電車区から183系が転出したことに伴い、185系がクロ157と連結して運用された。1986年(昭和61年)1月からスキー専用列車「シュプール号」の運行が開始され、田町電車区の185系B編成が「シュプール上越号」に運用された。 1986年11月1日のダイヤ改正で着席通勤を目的とした「湘南ライナー」の運行が開始され、田町電車区の185系が運用されるようになった。「湘南ライナー」はその後も順次増発された一方で朝夕の普通列車運用は減少し、夕方下り列車の運用は「湘南ライナー」に置き換えられて消滅した。1987年秋から、新前橋電車区の185系を使用して前橋から伊豆急下田まで直通する特急「モントレー踊り子」が土休日に運行開始されたが、この運用の間合いを利用して「踊り子」91号・92号にも運用された。
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