新三部作/プリクエル・トリロジー
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「スター・ウォーズシリーズ」の記事における「新三部作/プリクエル・トリロジー」の解説
新三部作のメインキャスト達(左から)ユアン・マクレガー(オビ=ワン・ケノービ)、ナタリー・ポートマン(パドメ・アミダラ)、ヘイデン・クリステンセン(アナキン・スカイウォーカー)、イアン・マクダーミド(パルパティーン)。 アナキン・スカイウォーカーを主人公とするシリーズで、1999年から2005年にかけて公開された。旧三部作の前日譚に当たる。 1987年、ルーカスはマーシア・ルーカスとの離婚和解で財産を失い映画製作の意欲をなくし、『ジェダイの帰還』以降の続編計画は中断してしまう。しかし、1990年代の映像技術の進歩に触発され、シリーズの再開を考えるようになった。この間、スター・ウォーズはティモシイ・ザーンの『スローン三部作』やダークホースコミックスの『ダークエンパイア』などのスピンオフ作品によって人気を回復した。スター・ウォーズ人気が衰えていないことを知ったルーカスは、再び監督として製作に復帰する。1999年に『ファントム・メナス』が公開され、2002年に『クローンの攻撃』、2005年に『シスの復讐』が公開された。 旧三部作と比較すると遥かに発達した特撮・CG技術や派手なカメラワークが目立ち、シリーズの見所の一つであるライトセーバーの殺陣も非常にアクロバティック化した。ルーカスは新たな映像信号規格・HD24Pの導入によるデジタルシネマの推進に意欲的に取り組み、『エピソード2/クローンの攻撃』において長編映画では史上初めて完全デジタル撮影を行った。その後、映画界では撮影機材のデジタル化が急速化し、映画の歴史に一つの転換期をもたらすことになった。 ルーカスは長年スター・ウォーズシリーズのために作成した資料の量を誇張しており(その理由をマイケル・カミンスキーは宣伝と情報保安を目的にしていると述べている)、「ルーカスが『ジェダイの帰還』の後に続く物語を企画している」という憶測が生まれた。しかしルーカスは『シスの復讐』以降の作品は製作しないと明言し、「私はよく"『ジェダイの帰還』の後に何が起きるんですか?"と聞かれますが、それに対する答えを持っていません。映画はアナキンとルークの物語であり、ルークは銀河を救い父を取り戻して物語は終結しています」と語ったことにより、スター・ウォーズシリーズは全九部作の予定を全六部作と修正して一旦の完結を迎えた。 公開年タイトル監督1999年 スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス ジョージ・ルーカス 2002年 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 2005年 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
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