新オーナーによる投資
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:01 UTC 版)
「マンチェスター・シティFC」の記事における「新オーナーによる投資」の解説
2007年7月6日、クラブの公式サイトでタイ前首相タクシン・チナワットの会長就任と前イングランド代表監督スヴェン・ゴラン・エリクソンの監督就任が発表された。エリクソンは8月に月間最優秀監督賞を受賞するなど上々のスタートを切ったが、後半失速し9位でシーズンを終えると、2008年6月2日に成績不振により1年で解任。マーク・ヒューズを新監督に迎え、同年夏の移籍市場ではジョー、ヴァンサン・コンパニ、ショーン・ライト=フィリップスらを獲得した。 2008年9月1日、チナワット会長はオーナー権を1年でUAEの投資グループ、アブダビ・ユナイテッド・グループ・フォー・デベロップメント・アンド・インベストメント(英語版)(ADUG)に売却。ADUGのあり余る資金力を背景に、同年夏の移籍市場最終日にレアル・マドリードからロビーニョを獲得し、翌年冬の移籍市場では当時史上最高額とも言われる移籍金でACミランからカカの獲得を試み失敗するも、ウェイン・ブリッジ、シェイ・ギヴン、クレイグ・ベラミーなどの実力者を獲得した。しかし2008-09シーズンはプレミアリーグを10位、UEFAカップをベスト8で終えることとなり期待された結果とは程遠いものだった。 2009年夏の移籍市場では再び巨額を投じ、カルロス・テベス、エマニュエル・アデバヨール、コロ・トゥーレ、ギャレス・バリーらプレミアリーグで実績を残している選手を中心に大規模な選手補強を行い、これまでキャプテンを務めていたリチャード・ダンや主力であったエラーノを放出してチームを編成し直した。2009-10シーズンは開幕から連勝を重ねて序盤は首位争いを演じるも、リーグ戦を7戦連続引き分けるなど徐々に調子を落とし、2009年12月21日にヒューズは解任。前インテル監督のロベルト・マンチーニを新監督として招聘した2010年冬の移籍市場では、パトリック・ヴィエラ、アダム・ジョンソンらを獲得。一方で負傷などによって調子を落としていたロビーニョをサントスにレンタル移籍で放出した。マンチーニ監督就任後は守備を重視した戦術を浸透させ失点が減少、結果的には5位でのシーズン終了となりUEFAチャンピオンズリーグは逃したものの、UEFAヨーロッパリーグの出場権を獲得した。
※この「新オーナーによる投資」の解説は、「マンチェスター・シティFC」の解説の一部です。
「新オーナーによる投資」を含む「マンチェスター・シティFC」の記事については、「マンチェスター・シティFC」の概要を参照ください。
- 新オーナーによる投資のページへのリンク