携帯する武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 19:10 UTC 版)
「マスター (ドクター・フー)」の記事における「携帯する武器」の解説
マスターのオリジナルの武器はTCE(tissue compression eliminator)であり、対象を人形のようなプロポーションに縮小する過程で殺害する道具である。外見はドクターのソニック・スクリュードライバーに似る。マスターには好みの武器があるにも拘わらず、ラッセル・T・デイヴィスはマスターがドクターに対して多くのトリックを持つことに基づき、『サウンド・オブ・ドラム』でのマスターの再登場時にそれを復活させないことを決定した。TCEではなくステイザー・ピストルを用いているオーディオも複数ある。 『サウンド・オブ・ドラム』ではマスターは新たな携帯式武器レーザー・スクリュードライバーを登場させた。この装置は強力なレーザー兵器として機能し、一撃で相手を殺害できる。ラザラス教授により開発されたジェネティック・マニピュレーターの小型版を用いることで対象を老化させる機能もある。ドライバー自体にはテクノバブル技術と生体認証セキュリティがあり、マスター以外の何者も使用できないように設定されている。『散りゆくドクター』ではマスターがレーザー・スクリュードライバーをサイバーマンとの戦いで使用する。ミッシーに刺された後にマスターは彼女を最大出力で撃っており、彼女の再生を阻止して完全に殺害した。 シリーズ8『ネザースフィア』と『天国での死』では、ミッシーは大型のスマートフォンほどの小型携帯デバイスを使用しており、周囲の物体のスキャンや自身の技術の遠隔操作が可能である。これには武器も内蔵されており、ドクター・チャン、オズグッド、セブの肉体を崩壊させている。『魔術師の弟子』では、ミッシーは新たな改良版のデバイスを使用しており、より強力になっている描写がある。上空の飛行機を停止させて制御したほか、UNITのSPを試すように殺害している。 ミッシーの傘も偽装したソニックあるいはレーザーデバイスであることがシリーズ10『散りゆくドクター』で明かされており、攻撃してくるサイバーマンに対しての防衛に用いている。『天国での死』で更なる風変りな機能が試行されており、メアリー・ポピンズのような服装で短い距離だけ空中を移動可能である。 実際には武器ではないものの、ミッシーは互いにリンクした時空操作機のペアを持っており、自分とクララ・オズワルドをエセックスに転送するのに用いている。これらはシリーズ9『魔法使いの友』でダーレクに抹殺されるのを回避するために、殺されたと見せかけてダーレクの武器のエネルギーを転送エネルギーに変換した際に破損した。同エピソードでミッシーのブローチにはドクターから渡されたガリフレイのダークスター合金でできたピンが仕込まれているとミッシーは語っており、これをダーレクの外殻に穴を開けるため使用している。『散りゆくドクター』では、ミッシーは小型の刃物を袖に仕込んでおり、過去の自分自身に刺して再生のきっかけを作った。
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