.44マグナム弾とM29
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 04:37 UTC 版)
「S&W M29」の記事における「.44マグナム弾とM29」の解説
.44マグナム弾は、レミントン・アームズ社とスミス&ウェッソン社が共同開発した狩猟用弾薬で、既存の.44スペシャル弾のケース長を0.125インチ延長し、装薬容量を増加させたものである。.357マグナム弾が、158グレーン弾頭付きで銃口初速1,200fps加速するのに対し、240グレーン弾頭を1,400 - 1,600fpsで撃ち出す性能を有する。これは、.357マグナムの2倍、.45ACP弾の3倍の威力に相当する。北米では大口径拳銃を使用したハンドガン・ハンティングが盛んであり、中型獣から大型獣までをカバーできる性能を発揮できることを想定して開発された。それゆえに「対人用」として使用するには威力が大きすぎるため、米国では公的機関の執行官が携帯する武器としては禁止されていることが多い。M29は、.357マグナム、.44スペシャル、.45ACP(COLT)弾用の大型フレーム(Nフレーム)をベースに、.44マグナムの発射プレッシャーに対応できるよう熱処理が加えられた専用フレームを使用する。
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