挿絵口絵での省亭とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 挿絵口絵での省亭の意味・解説 

挿絵・口絵での省亭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 14:36 UTC 版)

渡辺省亭」の記事における「挿絵・口絵での省亭」の解説

省亭の本分はあくまで肉筆主体日本画家であったが、他方木版画口絵挿絵にもその才能示し庶民にはその分野で評判高かった挿絵最初は、シェイクスピアジュリアス・シーザー』を坪内逍遥翻訳した『該撒(しいざる)奇談 自由太刀余波鋭鋒(じゆうのたちなごりのきれあじ)』とされる明治22年1889年刊行山田美妙小説蝴蝶』において裸婦描いて評判となるが、後のいわゆる裸体画論争端緒となった翌年に『省亭花鳥画譜』全3巻刊行鷺草桜草夾竹桃芍薬などを華麗に描いている。同じ明治23年1890年)から明治27年1894年1月にかけて春陽堂より発行された『美術世界』全25巻では、編集主任として尽力する。『美術世界』は、「現存名家揮毫乞い掲載」し「後進意匠修練模範」となるべく企画され美術雑誌で、実際に川辺御楯滝和亭松本楓湖三島蕉窓久保田米僊菅原白龍月岡芳年荒木寛畝河鍋暁斎鈴木松年小林永興森川曾文今尾景年幸野楳嶺原在泉など流派とらわれず多く画家描いている。末尾論説川崎千虎執筆し、省亭自身古画の縮担当する一方で自作画家たちの中で最も多く手がけ、最後第25巻は省亭花鳥画特集となっている。印刷当代一流彫師摺師協力した美し多色摺木版で印刷され明治美術雑誌中でも格調高いものとして知られる

※この「挿絵・口絵での省亭」の解説は、「渡辺省亭」の解説の一部です。
「挿絵・口絵での省亭」を含む「渡辺省亭」の記事については、「渡辺省亭」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「挿絵口絵での省亭」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「挿絵口絵での省亭」の関連用語

挿絵口絵での省亭のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



挿絵口絵での省亭のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの渡辺省亭 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS