挿絵・図柄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/12 21:53 UTC 版)
「モモちゃんとアカネちゃんの本」の記事における「挿絵・図柄」の解説
挿絵初代担当の菊池貞雄は1巻が挿絵デビュー作だったが、4巻発行直後の1982年に夭折したため、5巻からは伊勢英子が担当。菊池より漫画的でラフなタッチの伊勢の絵は、特に菊池には似せてはいないが、同じペン画のため違和感はない。 オリジナル版はカバーを外した表紙にも、挿絵と同じペン画が掲載されている。これは本文中挿絵の採録でなく、ボツとなった挿絵の再利用で、本文中と比較することで違いが判る。 もう一つの特徴は、表紙と本文中のフルカラー挿絵に人形が使われている事で、児童文学では比較的珍しいスタイルと言える(ただし5巻から人形は表紙のみで、フルカラー挿絵は伊勢の絵)。人形やジオラマの製作は、松谷夫妻が運営していた劇団「太郎座」のスタッフによる。全6巻がシリーズ化された時は、初版刊行時と異なる人形・小道具で、極力同じ構図から新たに撮影しなおしている。なお講談社青い鳥文庫などオリジナルシリーズ以外で版を変えて出した場合、人形写真は省略されている。
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