伊勢英子とは? わかりやすく解説

伊勢英子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/15 21:36 UTC 版)

伊勢 英子(いせ ひでこ、1949年5月13日[1] - )は、日本の絵本作家。夫はノンフィクション作家柳田邦男。しばしば「いせひでこ」名義でも活躍している。

来歴・人物

北海道旭川市出身[2](出生地は札幌市[3])。実父は日展画家。13歳で上京し、佐藤良雄からチェロの指導を受ける。

1972年東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。フランスにて1年間イラストレーションの手法を学ぶ。38歳のとき眼疾患で右目の視力を失う。

1999年刊行の『はじまりの記憶』巻頭の柳田邦男との対談を見ると、これの連載開始時にはまだ結婚していなかった。

受賞歴

著作リスト

  • 『あかちゃんなんかすててきて』作・絵 ポプラ社 1983 絵本・子どもの世界
  • 『おねえちゃんていいな』作・絵 ポプラ社 1983 絵本・子どもの世界
  • カザルスへの旅』理論社 1987 のち中公文庫
  • 『マキちゃんのえにっき』いせひでこ作・絵 講談社 1988 のち中公文庫
    • 『新編マキちゃんのえにっき』いせひでこ 平凡社 2011
  • 『いせひでこのあかちゃん絵本 1なにしてる?』理論社 1990
  • 『いせひでこのあかちゃん絵本 2あらあらあら』理論社 1990
  • 『いせひでこのあかちゃん絵本 3おともだち』理論社 1991
  • 『おばあちゃんだいすき 1ふたりでるすばんできるかな?』偕成社 1990
  • 『おばあちゃんだいすき 2みんなでりょこうにいきました』いせひでこ 偕成社 1992
  • 『グレイがまってるから』いせひでこ 理論社 1993 のち中公文庫 
  • 『ぶう』いせひでこ 理論社 1994 のち中公文庫
  • 『気分はおすわりの日』いせひでこ 理論社 1996 のち中公文庫
  • 『空のひきだし』いせひでこ 理論社 1997
  • 『雲のてんらん会』いせひでこ作・絵 講談社 1998
  • 『グレイのしっぽ』いせひでこ 理論社 1999 のち中公文庫
  • 『1000の風1000のチェロ』いせひでこ 偕成社 2000
  • 『絵描き』いせひでこ 理論社 2004 のち平凡社
  • 『ふたりのゴッホ ゴッホと賢治37年の心の軌跡』新潮社 2005
  • 『ルリユールおじさん』いせひでこ 理論社 2006 のち講談社
  • 『旅する絵描き パリからの手紙』平凡社 2007
  • 『にいさん』いせひでこ 偕成社 2008
  • 『大きな木のような人』いせひでこ ジョルジュ・メテリエ監修 講談社 2009
  • 『七つめの絵の具』いせひでこ 平凡社 2010
  • 『まつり』いせひでこ 講談社 2010
  • 『木のあかちゃんズ』いせひでこ 平凡社 2011
  • 『チェロの木』いせひでこ 偕成社 2013

共著

  • 『「死の医学」への日記 画集』伊勢絵 柳田邦男 新潮社 1996
  • 『見えないものを見る 絵描きの眼・作家の眼』柳田邦男共著 理論社 1997
  • 『はじまりの記憶』柳田邦男共著 講談社 1999 のち文庫

挿絵作品

宮沢賢治・作

翻訳

  • ミレイユ・ダランセ『ちびけちゃんにもやらせて!』朔北社 1999
  • アンヌ・ロラデュー文 ミレイユ・ダランセ絵『いつまでねてるレオンちゃん』朔北社 2000
  • ラファエル・ティエリー『さとりいぬのこりない一日』いせひでこ訳 中央公論新社 2003
「おつきさま、こうずい、さかさま、とおりすがり、ひとりぼっち、まぼろし」の六冊
  • ジル・バシュレ文・絵 いせひでこ訳、平凡社
『世界一ばかなわたしのネコ』2008
『わたしのネコが小さかったころ』2009
『世界一ばかなネコの初恋』2011
『不思議の国のシロウサギかあさん』2014
マリー=アンジェリーク・オザンヌ/フレデリック・ド・ジョード

脚注

  1. ^ 『文藝年鑑』2008
  2. ^ 「命を思い描いた倒木*絵本作家いせさん*被災地での作品語る*旭川」北海道新聞 2013.07.09 夕刊地方 9頁
  3. ^ 光村図書出版インタビュー生まれ

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「伊勢英子」の関連用語

伊勢英子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



伊勢英子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの伊勢英子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS