指導姿勢・内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/10 09:33 UTC 版)
マハーカルナー傳修院では、毎週行われる土曜の托鉢会、日曜の瞑想会とアビダンマ講座、水曜夜の水曜瞑想会とミニ法話会、月1回の原始仏教トークなどの活動が行われている。 托鉢会(土曜) 参学者で食べ物を持ち寄っての托鉢形式での昼食会(11:00〜) 瞑想会(日曜) 瞑想(10:00〜)、昼食休憩後にChanting(12:00〜)。 修行者のためのアビダンマ講座(13:00〜)、質疑応答、瞑想指導(14:30〜)、瞑想(16:00〜)。 水曜瞑想会 毎週水曜20:00〜21:30開催。瞑想会とMini法話。 原始仏教トーク 毎月1回。スケジュールはマハーカルナー傳修院のホームページで告知される。 原始仏教トーク以外の傳修院でのイベントに参加するためには、参学希望の提出が必要となる。 なお、パオ森林僧院日本道場当時には、下記のような指導方針・内容が公表されていた。 瞑想のレベルや向上スピードには個人差があるため、各人の個性や進捗に合わせた個別指導をとても重視している。 また、修行段階は大別して ダンマを学ぶ「パリヤッティ(pariyatti:教えの理解)」 実践をする「パティパッティ(paṭipatti:修行の実践)」 アラハンになるまで看破しつづける「パティヴェーダ(paṭivedha:ダンマの証悟)」 の3つから成るが、ミャンマーの僧院では1を修めていることが前提となるため、外国人がダンマの知識なしに現地(ミャンマー)の僧院に修行に行っても表面的な修行になってしまうという。修行者が現地でかなり高度な瞑想過程に進んでも理論的裏付けを欠くことはないだろうというレベルまで知識を前もって身につけておいてほしいと願い、毎週の瞑想会で自作のテキストを用いた「修行者のためのアビダンマ講座」を続けている。同講座は計120〜130回程が予定され、将来的にアーカイブ化される予定だという。 指導・講義における仏教用語は、漢字語をなるべく使わず、パーリ語の語彙をそのまま用いる。それは、 パーリ仏典(ティピタカ)自体は『南伝大蔵経』として和訳されているが、瞑想実践に関する重要な内容が含まれる註釈(アッタカター)や複註釈(ティーカー)は漢訳も和訳もされていないため、多くの用語には、あてはまる和訳がない。 海外の僧院に修行に行ったり諸外国の比丘とコミュニケーションをする際にはパーリ語が共通語になる。 という2つの理由があるからだという。
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