所得隠し問題の発覚による影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 20:41 UTC 版)
「板東英二」の記事における「所得隠し問題の発覚による影響」の解説
板東が発覚時点でレギュラー番組を持っていた放送局のうち、名古屋テレビ放送(メ〜テレ)・毎日放送では、2013年1月から当面の間、冠番組の差し替えや番組への出演見合わせで対応。板東自身が一連の問題について記者会見などで説明責任を果たすことを、復帰の条件に挙げていた。 なお、上記の放送局よりも早く『そこが知りたい 特捜!板東リサーチ』『板東英二の南山マスターズ2』の休止に踏み切ったCBCテレビでは、2013年2月1日に両番組を打ち切ることを正式に発表。同年1月から『世界ふしぎ発見!』への出演見合わせで対応してきたTBSテレビでは、2013年2月9日付で板東を同番組から正式降板を決定。同月27日の定例社長会見で発表した。 在阪局では、『おはよう朝日です』(板東が火曜日のコメンテーターとしてレギュラー出演していたテレビ情報番組)を制作する朝日放送(ABC)が、「不祥事が直接の原因ではない」としながらも2013年4月の番組リニューアルを機に板東を降板させることを発表。不祥事の発覚後も唯一放送されてきた『ベストスコアへの道!板東英二のゴルフ塾』(関西テレビの収録番組)も同年3月末で終了したため、4月以降は板東のレギュラー番組が完全に消滅した。 さらに、野球解説者としてラジオの野球中継で出演契約を結んできたニッポン放送・毎日放送も、2013年シーズンの再契約を保留。後に、当該シーズンの契約を破棄した。毎日放送では、「(記者会見などによる事情の説明がない)現状では(中継出演の)オファーを出すことはない」という姿勢を示していた。 上記の在阪局では、板東の吉本興業所属直後まで、番組出演再開に対して慎重な姿勢を崩していなかった。もっとも、朝日放送社長の脇阪聰史は、所属発表直後(2014年1月21日)の定例記者会見で「謝罪会見の内容には納得している。今後(板東が)出演する番組は決まってないが、社としては(出演への)支障がない」「『おはよう朝日です』からの降板は、コメンテーターを交代する時期と重なっただけに過ぎない。出演の再開については、現場のプロデューサーの判断が最も優先される」として復帰に含みを持たせた。 毎日放送では、社長の河内一友が、移籍発表直前(2014年1月14日)の新春社長会見で「謝罪会見は納得できるような話ではなかった。私たちの方からテレビやラジオで(仕事を依頼する)というのはない」との見解を示していた。これに対して、板東は1月31日に、同局の本社へ出向いて所得隠し問題について同局の番組制作担当役員などに詳しく説明。毎日放送では、板東の説明を了承するとともに、「今後の番組出演については、現場単位での判断になる」としながらも板東と事実上の和解に至った。
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