戸田早生【トダワセ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4061号 |
登録年月日 | 1994年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | くり | |
登録品種の名称及びその読み | 戸田早生 よみ:トダワセ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 8月 23日 | |
品種登録者の名称 | 戸田七郎 | |
品種登録者の住所 | 長野県上伊那郡箕輪町大字東箕輪508番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 戸田七郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「丹沢」の自然交雑実生から選抜・育成されたものであり,きゅう果の形は扁球,果実は大,育成地(長野県上伊那郡箕輪町)において9月中旬に成熟する早生種である。 樹姿はやや開張,樹の大きさはやや大,樹勢は中である。枝梢の長さ及び太さは中,色は褐,皮目の形は円,大きさは小,密度は中である。葉身の形は長楕円状披針形,上部の形は漸鋭尖形,基部は鋭形,葉の大きさは大,葉柄の長さ及び太さは中,雄花穂の姿勢は開張である。きゅう果の形は扁球,大きさは大,きゅう梗の長さは長,太さは太,とげの長さ及び密度は中である。側果側面の形は扁円,横面の形は尖円~半円,中果側面の形は扁円,横面の形はてい形,底面の形はく形である。果実の大きさは大( 30g程度),果皮の色は淡褐,座の大きさは中,接線の形はやや直,果肉の色は黄,肉質は粉質,甘味は中である。開花期は早,成熟期は早,育成地において9月中旬である。双子果の多少,裂果の多少及び生理落果の多少は少,果皮及び蒸しぐりの渋皮のはく皮の難易は中である。 「丹沢」及び「森早生」と比較して,側果側面及び中果側面の形が扁円であること,きゅう果及び果実の大きさが大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者が自園(長野県上伊那郡箕輪町)において昭和42年に「丹沢」の自然交雑種子をは種し,生育の良いものを選抜して移植,46年初結実,52年頃さらに選抜,58年に高接ぎ樹を育成してほ場を移転,以後増殖を行うとともに,長野県上伊那農業改良普及所の協力を得て特性の調査・確認を行って育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「伊那大栗」であった。 |
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