成弥呼【ナミコ】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第6317号 |
登録年月日 | 1998年 3月 18日 | |
農林水産植物の種類 | しゃくなげ | |
登録品種の名称及びその読み | 成弥呼 よみ:ナミコ |
|
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 川津ナミ子 | |
品種登録者の住所 | 大分県日田郡前津江村大字大野2256番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 川津 ナミ子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ツクシシャクナゲ」の自然交雑から選抜,育成されたものであり,花の内側の主色が淡紫ピンクで,花のタイプがセミダブルの庭園樹及び鉢物向きの品種である。 樹姿枝張りは広株立状,樹高は低木性,主枝の粗密は粗である。春葉の全体の形は楕円形,葉脚は鈍脚,葉身長,最大幅及び葉柄長は中,新葉及び春葉の表面の色は緑,斑入りは無,表面の光沢は強,新葉及び春葉の表面の毛じの色は褐,春葉及び秋葉の着生方向は斜め上向きである。花房の形は球状,花の向き姿勢は直立,つぼみの形は楕円,花のタイプはセミダブル,花冠の切れ込みは中,花冠上半及び下半の形は倒卵形である。花冠裂片の先端の形は広く円い,重なり合いは中,縁の波形状は弱,花の直径はやや大,切り開いた最大幅及び縦幅は中である。花色の発現は二色型,絞り模様は少,底白の現れ方及び白覆輪は無,濃淡模様は有,内側の主色は淡紫ピンク (JHS カラーチャート9202),副色は鮮紫ピンク(同9204),外側の主色は淡紫ピンク(同9202),花喉部のブロッチは鮮明,雄ずいの型は小花弁化が混合である。雌ずいの型は花弁化しない,子房の毛じは有,花柱の色は白,柱頭の色は黄,がくの有無は無である。葉の持続性は常緑,開花期の早晩は中,四季咲き性は無である。 「ツクシシャクナゲ」と比較して,花のタイプがセミダブルであること,花色の絞り模様があること,花喉部のブロッチが鮮明であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者のほ場(大分県日田郡前津江村)において,「ツクシシャクナゲ」の自然交雑により得られた実生の開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「卑弥呼」であった。 |
- 成弥呼のページへのリンク