成里乃【ナリノ】(工芸作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10751号 |
登録年月日 | 2002年 11月 14日 | |
農林水産植物の種類 | 茶 | |
登録品種の名称及びその読み | 成里乃 よみ:ナリノ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 堀井信夫 | |
品種登録者の住所 | 京都府宇治市宇治妙楽84番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 堀井信夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、宇治在来種の中から選抜をして育成されたものであり、育成地(京都府宇治市)におけるほう芽期及び摘採期が中のてん茶向きの品種である。樹姿はやや直、樹勢はやや強、株張はやや大、葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いはやや揃、芽数はやや多、摘芽長及び摘芽の本葉の開葉数は中、百芽重はやや大である。新葉の形は楕円、大きさは中、厚さは薄、色は緑、光沢は多、葉質は軟である。成葉の形は楕円、先端長はやや短、大きさは中、色は緑、葉面のしわは少、葉縁の波はやや少である。枝条の分枝数、節間長、着葉角度、ほう芽期及び摘採期は中である。製品の外観の形状、色沢及び内質の香気はかなり上、水色は上、滋味はかなり上である。「やぶきた」及び「あさひ」と比較して、新葉の葉質が軟らかいこと、成葉の葉面のしわが少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に育成者のほ場(京都府宇治市)において、宇治在来種より優良株53個体を選抜、その後、選抜を行いながら特性の調査を継続し、平成5年から京都府立茶業研究所(宇治市)において特性検定調査を行い、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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