恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜
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「劇場版 マクロスF」の記事における「恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜」の解説
2011年2月26日公開。サブタイトルの「恋離飛翼」は、男女の仲睦まじいさまをあらわす中国の故事「比翼連理」にちなんでいる(「楊貴妃」を参照)。公開までに3つのキービジュアルとキャッチコピーが発表されており、第1弾は「歌は魔法☆」、第2弾は「歌は祈命(いのち)」、第3弾は「歌は死なない。」。 物語は前編エンディングの3か月後から始まり、新規作画のオリジナルストーリーでクライマックスへと進行する。戦闘・歌・恋愛・謀略といった要素が目まぐるしく展開し、菅野は「まるでディズニーランドのアトラクションに乗っているような体感とエンターテインメント性を感じました」と感想を述べている。河森は「2時間弱の中に詰め込めるだけ歌を詰め込み、それでも作品として成立しうるかが、トライしたところですね」と語っている。 前編同様、全国38スクリーンの小規模公開ながら、2011年2月26、27日初日2日間で興業収入約1億1,800万円、動員約8万1,800人を記録。映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では初登場第4位、1スクリーン当たりの平均興行収入では他を大きく引き離し約310万円を記録した。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第3位に評価されている。 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の震災により、東北・関東地方の上映館では一時休館・スケジュールの変更などの影響を受け、関連イベントの一部は中止・延期となった。マクロスF公式サイトでは被災地支援のため「マクロスフロンティア義援金口座」を開設し、制作スタッフからのメッセージ付きイラストを公開した。 第16回アニメーション神戸作品賞・劇場部門、および2011年のニュータイプアニメアワード作品賞(劇場上映作品)を受賞した。 2018年11月9日からは、『イツワリノウタヒメ』と同じく『マクロスF』10周年記念として、TOHOシネマズ各劇場にてMX4D版が公開された。同年11月11日にはTOHOシネマズ新宿で、ランカ・リー役の中島愛が舞台挨拶を行った。
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