性格・女性関係とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 性格・女性関係の意味・解説 

性格・女性関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 17:37 UTC 版)

「薫」の記事における「性格・女性関係」の解説

律儀細かな心遣い長けた「まめ人」である一方優柔不断で特に女性関係には消極的だが、身分低い女房などが相手の時は積極的に事を運ぶ。偶然垣間見た宇治の大君おおいぎみ八の宮長女)に思いを寄せるが、受け入れられぬまま死に別れる。その傷心から一時宇治の中君八の宮次女大君の同母妹。匂宮の妻)に迫り、さらにその後大君生き写し田舎育ちの娘浮舟大君と中君の異母妹)を宇治の邸に囲う。しかし薫と浮舟存在知って現れ匂宮二人の間で浮舟は心が揺れ動き宇治川入水自殺を図る(「橋姫」 - 「浮舟」)。 一方今上帝女二宮降嫁北の方となり、栄華この上なきものとなる(権大納言右大将昇進したのもこの頃)。しかし妻とあまり接すことはなく、浮舟亡き後今上帝の女一宮(母は明石中宮)を思って悶々と過ごしている。ある時氷を弄んでいる女一宮美しい姿を垣間見た時は、それと同じ装い女二宮にさせて気の慰みにしようとしている(「宿木」「蜻蛉」)。 浮舟葬儀から一周忌過ぎたある日明石中宮通じて浮舟生存情報得た薫は、浮舟異父弟・小君に文を持たせ小野山里向かわせる。しかし尼となり俗世未練のない浮舟に「所違へにもあらむ(人違いでしょう)」と突っぱねられ、屈辱味わった薫は「人の隠し据ゑたるにやあらん(どうせ誰か男がいて囲われているんだろう)」と自分慰めるのであった(「手習」「夢浮橋」)。 この優柔不断の塊のような鬱屈した主人公像は、『狭衣物語』や『堤中納言物語』などその後の王女流文学多大なる影響与え数多くの薫型主人公生み出すこととなった

※この「性格・女性関係」の解説は、「薫」の解説の一部です。
「性格・女性関係」を含む「薫」の記事については、「薫」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「性格・女性関係」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「性格・女性関係」の関連用語

性格・女性関係のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



性格・女性関係のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの薫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS