復帰について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:26 UTC 版)
不祥事に対する処分は芸能事務所に委ねられるが、場合によってはテレビ局側の判断になることもある。タレントの謹慎期間は1年未満が大半で、警察沙汰になっても4か月前後で復帰することもある。一般社会なら不祥事を起せば、同じ会社では働けず、前科があるということで人格否定されやすいが、芸能界は復帰が早いことが多い。それどころか、「不祥事を乗り越えて」などと芸能マスコミなどが挙って持ち上げる傾向も手伝って、タレントは反省せず犯罪を繰り返してしまう傾向があり、以前よりもバッシングがエスカレートされやすい。 完全にメディアから姿を消した芸能人がいないわけではなく、芸能事務所、芸能人のモラルの低下と、不祥事を起したタレントを異常なまでにフォローする芸能界の甘さを指摘し、一般への影響(つまり、芸能人であれば仮に不祥事を起こしても社会復帰できること)を懸念している。ある事務所の関係者曰く、人気があり視聴率がとれる芸能人は「悲しいかな、『売れる』と見れば、あっという間に復帰する。テレビ局も使いたがる」。 復帰後、目覚しい活動をすれば、それなりに評価される。だが、これもファッション観察家のノブ山田は麻薬騒動があったロンドン出身のモデルを例に上げ「不祥事で逆に才能が評価される風潮には疑問」と苦言を呈している。
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