復帰と闘病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/22 02:20 UTC 版)
闘病生活1年8ヶ月のブランクを経て、1991年の前期からA級3班(S級1班から陥落)としてレースへ復帰し、直後に出場した前橋競輪場ではシリーズ優勝を果たした。 クローン病の多くは患者が若年層で発病し、特に運動および食事等を厳しく制限をされていたことから、競輪選手など一般的にハードなトレーニングを必要とされている職業での復帰は前例がなく、このことはIBD(炎症性腸疾患)患者や医療関係者にとって希望でもあり朗報となった。 この復帰直後の活躍からS級復帰は確実視されていた。しかし完治困難の疾患であることから、病状の具合が成績を左右するようになり、休養とレースへの復帰を繰り替していたことから成績不足などでS級への復帰は叶わず、やがて再び病状の悪化で長期休養となり、最終的には再度の復帰は叶わず2000年1月7日に選手登録消除(引退)となってしまった。
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