徂徠豆腐とは? わかりやすく解説

徂徠豆腐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 04:50 UTC 版)

忠臣蔵」の記事における「徂徠豆腐」の解説

徂徠豆腐は落語講談の共通演目である。 儒学者荻生徂徠は若いときには貧しく食費困り豆腐屋でおからをめぐんでもらって生活していた。 赤穂事件が起こると、幕府では浪士達の処分巡り議論紛糾していた。そこへすでに名をあげていた徂徠登場し、「すでに死を覚悟している浪士達を助けるのは彼らの忠義に反する。彼らに切腹させるべきだ」と理を解き浪士達の切腹が決まる。 一方徂徠若き日お世話になった豆腐屋は火事で家を焼かれ困り果てていたが、徂徠は昔のお礼にと豆腐屋に金子を渡す。 豆腐屋は嬉しさのあまりこう言った先生私のために自腹を切ってくれた」

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徂徠豆腐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:55 UTC 版)

荻生徂徠」の記事における「徂徠豆腐」の解説

落語講談浪曲演目知られる『徂徠豆腐』は、将軍御用学者となった徂徠と、貧窮時代徂徠恩人豆腐屋が赤穂浪士の討ち入り契機再会する話である。江戸前落語では、徂徠貧し学者時代空腹為に金を持たず豆腐注文して食べてしまう。豆腐屋は、それを許してくれたばかりか、貧しい中で徂徠支援してくれた。その豆腐屋が、浪士討ち入り翌日大火焼けだされたことを知り金銭新しい店を豆腐屋に贈る。ところが、義士切腹導いた徂徠からの施し江戸っ子として受けられない豆腐屋はつっぱねた。それに対して徂徠は、 「豆腐屋殿は貧しくて豆腐只食いした自分行為を『出世払い』にして、盗人となることから自分救ってくれた。法を曲げず情けをかけてくれたから、今の自分がある。自分学者として法を曲げず浪士最大情けをかけた、それは豆腐屋殿と同じ。」 と法の道理を説いた。さらに「武士たる者が美しく咲いた以上は、見事に散らせるのも情けのうち。武士の大刀は敵の為に小刀は自らのためにある。」と武士の道徳について語った。これに豆腐屋も納得して贈り物受け取るという筋。浪士切腹徂徠からの贈り物をかけて「先生はあっしのために自腹をきって下さった」と豆腐屋の言葉オチになる。

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