強いリベラル寄りの姿勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 16:52 UTC 版)
「米国聖公会」の記事における「強いリベラル寄りの姿勢」の解説
また、カトリック系をも含めた全てのキリスト教諸教派の中で最もリベラル寄りだとする評価もあり、実際、アメリカにおけるキリスト教系団体としては珍しく、中絶と同性愛を公認している。また、第26代総裁主教が女性(キャサリン・ジェファーツ・ショーリ)(在任:2006-2015年)である点も極めて異色であり、他の保守的なキリスト教団からは批判を受けることもある。 教団勢力の基盤がリベラル寄りの住民が多いアメリカ北東部に置かれていることの影響も大きい。 米国聖公会は1976年に同性愛者が、教会に受け入れられる「神の子供」であると宣言した。また同性愛者が世俗の法律によっても守られるように訴えた。これは1982年にも確認された。1994年には教会籍が、結婚の状態、セックス、性的指向に左右されないと決定した。また同性愛者を異性愛者に治すための治療にも反対する。なお米国聖公会でも同性愛結婚聖別式を行う教会と行わない教会がある。1989年に公然男性同性愛者の司祭ロバート・ウィリアムズはジョン・シェルビー・スポング主教により聖職者按手を受けた。教会は1996年にゲイあるいはレズビアンに聖職者按手を禁止する理由はないと述べた。2003年6月7日、公然同性愛者のジーン・ロビンソンが主教に選ばれた。ロビンソンは2003年12月2日に主教として叙任された。アングリカン・コミュニオンのウィンザー報告書は、2度の離婚歴を持つ公然同性愛者ロビンソンの叙任は画期的な出来事だと述べた。 2012年からは、米国聖公会は同性愛者にも祝福する式を行っている。ただし、これに反発する者もおり、一部の教会は同性愛に関する決断をきっかけに離脱している。 また、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}一部が霊魂消滅説を唱えることでも知られる。[要出典] 2015年6月27日、米国聖公会は総会において、総裁主教に初のアフリカ系アメリカ人マイケル・カリーが選ばれ、同年11月に按手叙任されている。 米国聖公会は3年ごとに総会(General Convention)を開いている。最近のものは2015年6月にソルト・レイク・シティーで開催された。
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