建設担当と工区割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 16:23 UTC 版)
当初より頸城トンネルの工事が線増工事の完成時期を支配すると考えられており、前述の完成目標達成のため36か月の工期で完成させるべく中間からの施工が必要であった。このため、土被りが浅くなる川筋3か所に谷に通じる道路を拡幅整備したうえでトンネル上部へ将来の換気・保守作業通路へ転用する斜坑を設置し、両坑口を含めた5工区に分割して本坑の施工を実施した。 当初斜坑は山王川、濁澄川、徳合川の3か所で予定されていたが、筒石駅設置に伴い斜坑の旅客通路転用を考慮し、山王川、筒石川、徳合川の3か所に変更した。しかし後述する進捗状況への不安から着工1年半後の1967年(昭和42年)12月には当初予定されていた濁澄川にも第3工区に通じる斜坑(大藤崎斜坑)を追加している。 また、第1工区と第2工区の間、第2工区と第3工区の間、第4工区と第5工区の間には、それぞれ600 mの未契約区間が当初残されており、その後の進捗に応じて契約して工程の調整を行った。 頸城トンネル工区割(最終)工区名第1工区第2工区第3工区第4工区第5工区着工1966年4月23日 1966年3月14日 1966年2月21日 1966年3月5日 1966年2月26日 竣工1969年3月31日 1969年4月10日 1969年4月5日 1969年4月5日 1969年1月15日 キロ程起点337 km 418 m 66 339 km 550 m 342 km 300 m 344 km 840 m 346 km 900 m 終点339 km 550 m 342 km 300 m 344 km 840 m 346 km 900 m 348 km 771 m 66 延長2,131 m 34 2,750 m 2,540 m 2,060 m 1,871 m 66 貫通年月日1969年1月7日 1968年8月28日 1967年4月7日 1967年8月10日 作業坑名称なし(坑口から施工) 山王斜坑 大藤崎斜坑 筒石斜坑 (筒石駅) 徳合斜坑 なし(坑口から施工) 延長174.3 m 171 m 232.1 m - 174.4 m 勾配1/4 1/3.5 1/4 - 1/4 地点340 km 170 m 342 km 950 m 344 km 545 m 344 km 700 m 346 km 057 m 30 施工業者大成建設 間組 熊谷組 鹿島建設 鉄建建設 請負金額15億7500万円 16億3900万円 17億5400万円 10億2700万円 9億8300万円 備考
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